Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【読者記者】No.1893「アイアンが飛ばない! 番手なりの飛距離を出すには?」

【読者記者】No.1893「アイアンが飛ばない! 番手なりの飛距離を出すには?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンの飛距離が出ない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroshi Yatabe TEXT/Daisei Sugawara THANKS/honobo Golf

読者記者No.1893 高田正久さん

●67歳 ●ゴルフ歴/20年 ●ベストスコア/108 ●アベレージスコア/120 ●170cm・65kg ●ドライバー飛距離/180Y

先生/井上靖

71年生まれ、神奈川県出身。本能的で体にやさしいスウィングを追究。「八王子ニューゴルフ」、「honobo Golf」、「飛鳥ゴルフ練習場」、「相模川ゴルフガーデン」でレッスン中

高田さんのお悩み
「アイアンの飛距離が出づらい」


アイアンが狙った距離より短くなることが多いです。番手ごとの距離差もきちんと作れていない感じがします。


トップで手首のコックが弱く(2コマ目)、ダウンスウィングに入ってからも手首のタメが少ない(3コマ目)。これだと必要なヘッドスピードを稼ぎづらい

高田 アイアンが飛ばなくて……。

井上 ハンドファーストでロフトを立てて当てることと、なるべくヘッドを走らせることが大事です。高田さんはノーコック気味のスウィングですが、コックはしっかり使うほうが簡単にヘッドスピードを上げられます。それと、左足体重でインパクトするイメージがあると、ロフトを立てて当てやすいので、たとえば右足を引いて、左足1本で打つ練習をすると、しっかり飛距離が出せるようになります。

<問題点 1>
テークバックでコックを使っていない

始動直後をノーコックのイメージで上げると、トップまでコックが足りない状態が維持されやすい。そうすると、ダウンスウィングのタメも作りにくくなる

<問題点 2>
フォローで右に体重が残る

アイアンで体重が右に残ると、ロフトが寝た状態で当たりやすくなるため、番手の設計意図通りの飛距離を出しづらくなってしまう

記者「安定性を重視してノーコックで上げています」
プロ「正しくコックすることでしっかり飛距離が出せます」

左手を押し下げながらコックしていく
テークバックでコックを完了させるタイミングの目安は、遅くとも左腕が水平になる地点まで。始動直後に、左手を押し下げるイメージで上げると、早い段階でコックを作りやすく、手だけで上げてしまうリスクも少ない

左足1本でボールを打つ。
エネルギーの伝え方がわかってきた!

アイアンで飛距離を出すには、ハンドファーストインパクトが必須条件。ただし、手元を前に出して打つのではなく、左足への踏み込みを強くすることで最下点を意図的に左にずらし、「結果的に」ハンドファーストになるというのが理想

Drill 1
右足を1歩引いて打つ

右足を引いてつま先立ちにし、ほとんどの体重を左足にかけて打つ。左足体重で、ロフトを立ててインパクトする感覚がつかめる

Drill 2
打った後に右足を1歩踏み出す

インパクトしたら、右足をステップオーバーする(目標方向に踏み出す)ことで、確実に左足体重でインパクトすることができる

<取材後記>
左手を「下げる」のは新鮮な感覚
始動で左手を下げて、てこの原理でコックをするのがすごく新鮮な感覚でした。正しくコックして上げるほうが、ヘッドスピードを上げやすいことは、すぐに理解できました。

月刊ゴルフダイジェスト2025年2月号より

ゴルフのお悩みを有名コーチが解決!
「読者記者」応募はこちら

こちらもチェック!