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【読者記者】No.1887「6番アイアンより上はトップばかり出てしまう。原因は?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「長いアイアンでトップが出る」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク

読者記者No.1887 河村芳男さん

●ゴルフ歴/35年 ●173cm・78kg ●ベストスコア/92 ●アベレージスコア/100 ●ドライバー飛距離/200ヤード

先生/濱田塁

68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修業。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスン中

河村さんのお悩み
「長いアイアンがトップする」


7番アイアンくらいまでは何とか普通に打てますが、6番から上になると当たらなくなりトップが多くなってしまいます。


インパクト直前の位置で上体の前傾角度が失われていて(3コマ目)、そのせいでそこから急激にヘッドを上向きに振り上げるスウィングになっている

河村 5番アイアンくらいになると、ほとんどトップばかりです。

濱田 現象としては上体が起きて、ヘッドがボールに届かなくなっているんですが、その根本原因が右ひざです。ダウンスウィングで右ひざを前に出すと、手の通り道が狭くなるので上体を起こすしかなくなるんですね。右足の内側で地面を踏ん張る感じで、右ひざを出さずに振れると、上体の角度がキープされて、ヘッドがちゃんとボールに届くようになります

<問題点>
右ひざが前に出て前傾が起きる

ダウンスウィングで右かかとが早く上がると、右ひざが前に出て、クラブを振るスペースが狭くなってしまうため、上体が起きてしまう

記者「トップだけでなくシャンクも出ます」
プロ「右ひざが出るのが両方の原因です」

ダウンスウィングでは、右足裏で地面に圧力をかける時間をなるべく長くし、かかとが早く上がらないようにすると右ひざが前に出ない。腰の前にクラブを振るスペースが確保できるので、上体が起きづらくなる

Point 1
右足の内側を地面につけるイメージ

ダウンスウィングに入ったら、右足首を内側に倒すイメージで、右足の内側全体を地面につけると、右ひざが前に出ることなくスムーズに左に乗れる

Point 2
腰の前のスペースに手を下ろす

右足首を内側に倒すような使い方ができると、腰の前のスペースが広く確保できるので、そこに手を下ろすと、自然にハンドファーストインパクトになる

Drill 1
右足でボールを踏んで打つ

右足でボールを踏んでスウィングすることで、右ひざが前に出ずに、前傾角をキープしたまま振る感覚がつかめる。右足の内側で地面を踏ん張ることで、左サイドへの体重移動もスムーズになり、ボールを上からとらえられるようになる

Drill 2
左手でクラブを支えその内側を振る

左肩が持ち上がると左腰が回らず、上体が起きる。クラブで左腕(肩)を固定すると、腰を前に出さずに振る感覚が身につく

<取材後記>
体が回りやすく感じた
じた右足の使い方を変えたら、インパクトで詰まる感じがなくなって、フォローまでスムーズに体が回るようになりました。トップが減って、しっかり当たるようになってきました

月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号より