Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 【ギア選びのウソホント】Vol.204 アイアンのシャフトを替える前に“番手ずらし”試してみよう

【ギア選びのウソホント】Vol.204 アイアンのシャフトを替える前に“番手ずらし”試してみよう

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

今回は、アイアンの“プチチューン”についてお話ししたいと思います。それはシャフトの「番手ずらし」。4番アイアンのシャフトを5番に入れる、5番のシャフトを6番に入れるといった具合に、シャフトを下の番手にずらしていく方法です。ステップがあるスチールシャフトの場合、番手ずらしをすることで、2g程度ほんの少し軽くなって、ほんの少し軟らかくなるフィーリングを得ることができます。これが振り心地に大きく影響。実際、やってみるとわかるのですが、番手ずらしをする前のアイアンと比べて、振り心地が非常によくなり、楽に打てる感覚が出てくると思います。

たとえば、DGのS200を使っている人が、「最近ちょっとしんどいからR400に替えようかな」といった場合、いきなりRのフレックスにいくよりも、まずは番手ずらしを試してほしいと思います。ボールの上がり方や、つかまり具合も、このプチチューンで変わってきますから。また、たとえばモーダス105を使っている人が「もう少し楽に振りたい」と100gや95gのシャフトに移行すると、軽すぎると感じることもありますから、こういった場合も番手ずらしをおすすめします。

自分のお気に入りのシャフト特性を生かしたまま、振り心地をよくする。それが番手ずらしというプチチューンなのです。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年10月22日号より