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【ギア選びのウソホント】Vol.203「練習器具、すぐに飽きたりしてませんか? 」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

仕事柄、ゴルフの練習器具は様々なものを試します。最近、手に入れたのが、右手首に角度のついた“コテ”を装着する練習器具『プロセンダー』。実際、使ってみると右手首の背屈の角度がキープされることによって、トップでの緩む動きがなくなり、インパクトでロフトが寝てしまうような“手首のフリップ”もしづらくなります。練習を続けることで、しっかり上から入るインパクトになりそうです。

注目したいのは、51度というコテの角度の数字。この角度は、PGAツアーの選手のスウィングデータを基にした右手首の角度の“中央値”だといいます。スウィング中の体の動きの様々なデータを得られる時代だからこそ生まれた練習器具といえそうです。

ちなみに、どの練習器具でもそうですが、少し試して上手く打てないと「自分には合わない」という人が非常に多い。それまでの自分のスウィングを一度リセットすることも、練習器具を使用する際の大事なポイント。打ちづらさ、やりづらさを感じても最低でも1カ月、もしくは1000球打つまでは使ってみてください(本当は1万球と言いたいくらいですが……)。それくらい使用してみて、初めて効果が感じられ、上達にもつながっていく、と思います。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年10月15日号より