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【キミこそ王子だSP】杉浦悠太、蝉川泰果、松山茉生…武市の想像以上の活躍を見せた3選手の中学生時代を振り返る

2014年から始まった『キミこそ王子だ!!』が、今月で連載開始10年。そこで今回は、いままで取材した中で“いい意味で”武市の予想を超える活躍を見せてくれた選手をピックアップした!

ボクが将来を嘱望されるジュニアゴルファーに直接インタビューするこの連載も今号で334人になり、協力してもらった皆さんには本当に感謝しています。

取材をさせていただく対象者の選定は、連載担当者のY氏がやっていて、選定基準があるんだけど、基本的に今後ナショナルチームに入りそうだな~っていう選手や各地区で強い選手などを選んでいるそうです。だからいままで取材した選手は、みんな将来性があっていい選手しかいないんだよね。でもそうは言っても、もちろん全員がナショナルチーム入りするとは限らないし、残念ながら今はゴルフをやめてしまった選手もなかにはいます。

10年も経つといろいろな変化とか成長がありますが、今回はいままで取材させてもらった選手たちをすべてリストアップして、“いい意味で!”ボクの想像を超えた活躍をした選手3名を完全な独断と偏見で選ばせてもらいました。

一番初めに思い浮かんだのが「杉浦悠太プロ」でした。取材当時は中学3年で高校受験の前日に自宅の庭で話を聞きました。体が細くとっても真面目で、黙々と球を打っている印象でした。

当時は日本ジュニアでトップ10に入るくらいの優秀な選手でしたが、正直何か特徴がある選手ではなかったです(失礼)。でも真面目で実直だからこそこれだけ成長したのかもしれませんね。いや~見る目なくてすみませんでした……。

次に思い浮かんだのは「蟬川泰果プロ」です。第一印象は体の線は細いけどシンプルな体の回転で振ってまあまあ飛ぶな~くらいでした、すみません(汗)。当時は青木翔コーチの指導で4スタンス理論を取り入れたレッスンを受けていたのも印象に残っています。だから気持ちよく振ってる感じはしましたが、まさか今のような肉体でパワフルに振って飛ばすなんて予想だにしていませんでした……。

でもね、取材のときパッティングを見ていなかったので知らなかったんだけど、青木コーチと2年前くらいに会ったとき「泰果は小学生のときからパターは天才的に上手かったです」って言うんだもん、そんなのいま言うなよ~。知ってたら今の活躍は予想できてました(笑)。

最後は「松山茉生くん」だね。てか成長スピード速すぎ(笑)。いままで取材した選手のなかで一番飛距離が出てましたが、中2だったこともあって粗削りな部分もありました、こんなに早く結果が出るなんて誰が予想できるの(笑)。

伸びシロは十分なので松山英樹選手を超えるような活躍を期待したいね!

最後に、共通するのはみんな素直で真面目な印象ですね。ボクは生意気な子も好きだけど(笑)。

杉浦悠太
大学4年でダンロップフェニックスに勝ち
プロ1年目で日本プロを制覇

「球をとらえる技術は一級品だったけどここまでなるとは(汗)」

「当時の悠太くんは、曲げたくないという意識が強かったからノーコックで振ってて、ボールに当てる技術はあったけどあまり飛距離が出てなくて……。スウィングだけでなく肉体改造も含め本当に努力したんだと思います!」

取材は2017年、当時中学3年。2001年生まれ愛知県出身。日大を卒業し、現在プロ1年目。自宅の庭の小さな練習場で練習していたことから“鳥かご王子”と命名

当時の記事はこちら

  • 雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は、愛知県高浜中学3年、杉浦悠太くんだ。雪のなか元気にショットする杉浦くんの雄姿をご覧あれ。 今回の王子候補 杉浦 悠太くん すぎうら・ゆうた ●主な戦歴/2016 日本ジュニアゴルフ選手権 12歳〜14歳の……

蟬川泰果
アマチュアで「日本オープン」優勝
日本シリーズのタイトルも奪取

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「当時から飛距離は出てたけどパターがこんなに上手いとは知らなかった……」

「取材当時は体の線が細いわりには、クラブを速く振る能力が高くて飛ぶイメージが強く、そっちにしか目がいかなかったので、パットがこれほどまでに上手いとは全く気付きませんでした(失礼!)」

取材は2015年、当時中学3年。2001年生まれ兵庫県出身。東北福祉大4年時に「日本オープン」と「パナソニック」で優勝。プロ入り後もすでに2勝。王子名の「B1王子」は4スタンス理論のB1タイプから

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  • 雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は、兵庫県出身、兵庫教育大学附属中学3年の蝉川泰果くん。武市が感じた凄さとは? 今回の王子候補 蝉川 泰果くん せみかわ・たいが ●主な戦歴/2015日本ジュニアゴルフ選手権 12歳~14歳の部 2位……

松山茉生くん
史上最年少で今年の日本アマで優勝!

「出会ったジュニアの中で一番飛ぶけど結果出るの早すぎだろッ(笑)」

「粗削りだけど豪快なスウィングに伸びシロを感じてたものの、まさかこんなに早く結果が出るとは。きっとショートゲームもたくさん練習したんだろうな~」

取材2022年・当時中学2年。2008年生まれ愛知県出身。中3で「日本ジュニア」を制し、今年「日本アマ」に15歳344日の最年少記録で優勝。取材時、あまりにインパクトが強いため自動ティーアップ機が故障するアクシデントに見舞われた

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週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号より