重い、軟らかい、短い! 逆転の発想が生んだ新スペックドライバー「グレートバディー OMOYAWA」【近未来ゴルフギアワールド】
教え上手のプロゴルファー・伊丹大介プロは考えた。「軽くて硬いシャフトはアマチュアが飛ばせるスペックではないんじゃないか?」と。そして「軽硬(かるかた)」の逆の「重軟(おもやわ)を作ってみたら……アマチュアを救うシャフトができた!?
軽硬が「合わない」人に
ハマるスペック
飛ばしたいなら「軽硬」シャフト、そう言われてもう何年か経つ。軽くて硬ければヘッドスピードを上げることができ、その結果飛ばせる。これは確かに理に適っている。だが、そんな「カルカタ」シャフトはフツーのアマチュアゴルファーには難しいんじゃないか? と、教え上手の伊丹大介プロは考えた。
「カルカタは確かに当たれば飛びますが、ミート率が下がり、再現性が低いのが難点。長尺に設定することが多いのも、アマチュアゴルファーにとって扱いにくさにつながると思います」(伊丹)
そこで考えたのがカルカタの真逆「オモヤワ」だ。
「重いぶん長さは44.5インチと短め。軟らかいので切り返しのタイミングも取りやすくなります。おすすめは指3本分短く握ること。そうするとカウンターバランスで振りやすくなるんです。ミート率が上がって、真っすぐ行くし、飛びますよ!」
合わせるヘッドは、バディーの「グレートバディー エピソードG」だ。重心深度が深く、直進性が高いのに左に行かないのが特徴。
グレートバディー OMOYAWA カスタムドライバー
●ヘッド体積/460cc ●ロフト/9.5度 ●クラブ長さ/44.5インチ ●総重量/317g(±2g) ●バランス/C8~C9 ●フェース素材/DAT-55チタン ●ヘッド重量/200g(±2g) ●シャフト重量/64.5g(素管) ●トルク/3.9 ●価格/11万円
月刊ゴルフダイジェスト2024年10月号より