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【ギア選びのウソホント】Vol.195 FWやUTこそ“カチャカチャ”を活用しよう!

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

先日、アマチュアの方から「FW(フェアウェイウッド)やUT(ユーティリティ)のカチャカチャって、どう使えばいい?」という質問を受けました。実はこのクラブの“弾道調整機能”、いわゆるカチャカチャは、地面からボールを打つFWやUTこそ、ぜひ活用してほしいと思います。

地面にあるボールを拾って、高弾道の球を打っていきたいFWやUT。アマチュアの方の多くは、FWを握ると、無意識のうちにボールを上げようとしたり、無理につかまえにいくような動きが入りがち。それを防ぐためにも、カチャカチャを活用して、ライ角を1度か0.75度、アップライトにしてみてください。フェースローテーションがしやすくなり、自然にボールがつかまってくれるようになります。ライ角を調整することで、ボールのつかまり具合を調整するのです。

自分の打ったボールの傾向を見て、つかまりすぎてフック気味になることが多い人は、フラットに調整、反対にボールがつかまらないことが多い人はアップライトに、といった具合です。ただカチャカチャをすることによって、フェースアングルが変わるモデルもありますので、そこは注意が必要ですね。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年8月13日号より