Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【読者記者】No.1873「ドライバーで球が上がらず、左に飛ぶことが多いです」

【読者記者】No.1873「ドライバーで球が上がらず、左に飛ぶことが多いです」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ドライバーで左に低い球が出る」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/オールデイゴルフ馬橋

読者記者No.1873 篠原怜奈さん

●会社員 ●ゴルフ歴/1年 ●ベストスコア/120 ●アベレージスコア/130 ●ドライバー飛距離/140ヤード

先生/内海大祐

76年生まれ、茨城県出身。その人の体格や筋力などに応じた、理にかなったスウィング構築を目指す指導に定評がある。「オールデイゴルフ馬橋」にてレッスン中

篠原さんのお悩み
「ドライバーで『引っかけゴロ』が出る」


ドライバーで球が上がらなくてゴロみたいな低い球ばかり出ます。それで左に引っかけることも多いのでセカンド以降が大変なんです……


上体の前傾がやや足りない印象。そのためにトップ~インパクトで重心が上ずり、ボールにしっかり圧力を加えられていない

篠原 左に低い球が出ます。

内海 アドレスが棒立ち気味なので、クラブが縦振りで、アウトからかぶって下りています。ジャンプして着地したときの感じで、少しつま先側に体重をかけて前傾すると、インパクトでボールに圧力をかけやすくなります。

篠原 確かに強く当たります。

内海 右わきを締めて、頭を残したインパクトをイメージしておいて、それを再現するように振りましょう。

<問題点>
棒立ち+かかと重心でクラブが外から下りる

腰が落ちて、上体が起きたアドレス。クラブを背中側に引くとバランスが崩れるので、縦振りが強くなり、外から下りてきやすい

記者「クラブをなかなかインから下ろせません」
プロ「アドレスの重心配分を整えるとうまくいきます」

軽くジャンプして着地したときの前後バランスでアドレス
その場で軽くジャンプして着地すると、自然に両足の土踏まずから母趾球あたりに重心がくる。この重心位置だと、上体を前傾させてもバランスが崩れないので、上体を回転させやすく、腕も自由に使いやすいアドレスになる

記者「もっと当たりを強くしたいです」
プロ「インパクトから逆算して振りましょう」

上体の前傾角が適正になると、体の回転方向とクラブ軌道が近づくので、よりボールに圧力をかけられる。いちばん力の入るインパクトポジションから逆算して、それを再現できるトップ、アドレスを作るのが上達の近道といえる

Point 1
右ひじは体に密着させる

インパクトまでは右ひじを軽く曲げた状態で、体に密着させておくと力を出しやすい。右ひじが体から離れるとヘッドに力が伝わりづらい

Point 2
頭を残して左に踏み込む

ヘッドを何かに引っかけて、それを強く押すと、自然に頭が右に残る形になる(写真)。この形をイメージしてスウィングする

Drill
足踏みで左右に揺れながらバランスを整える

左右交互に足踏みをして、重心位置を整える練習。左右前後の重心バランスを意識する。小刻みな足踏みは、打つ前のルーティンとしても有効

<取材後記>
ボールも上がるようになった
重心位置と前傾を変えただけで、インパクトのヘッドの入り方が明らかに変わって、ボールが上がるようになりました。もっと練習して、目標の飛距離200ヤードを達成したいです。

月刊ゴルフダイジェスト2024年8月号より