47歳のリー・ウエストウッドが2週連続ビッグトーナメントで準優勝。そんなベテランを支える立役者こそ帯同キャディでありフィアンセのヘレン・ストーレイさんだ。

アーノルド・パーマー招待とプレーヤーズ選手権で2週連続、ブライソン・デシャンボーと最終日・最終組をプレーしたイングランドが誇るレジェンド、ウエストウッド。惜しくも優勝は逃したが、2週続けて単独2位と健在ぶりを大いにアピールした。

「自分史上最高に戦える体ができている」と胸を張るウエストウッドの傍にはヘレンさんが。ウエストウッドが前妻ローリーさんと離婚した直後の2015年に2人は交際をスタートさせている。なんでもホームコースのクローズハウスGCのオーナーの妻の妹がヘレンさんで、オーナーから紹介されたのだとか。彼女はフィットネスコンサルタントでもあり、3年前からはウエストウッドに体づくりを指導しながらバッグも担ぐことに。

ウエストウッドは長年ビリー・フォスターをキャディに起用し、欧州ツアーで13勝（通算25勝）、メジャーで8回のトップ3入りを果たしたが、数年前にコンビを解消。その頃から息子のサムやヘレンさんがキャディを務めるようになった。

「最近の彼の活躍はヘレンさんの力が大きい。彼女は彼を落ち着かせて、精神的に浮き沈みがない状態を作るのが上手い。ヘレンさんは彼の秘密兵器だよ」とは、デシャンボーの証言。

ウエストウッドも「彼女とはとても相性がいい。ゴルフのことはあまり詳しくないけれど、状況によって僕がどんな心理状態になるかはよくわかっている。絶妙なタイミングで気の利いたひと言をくれるんだ。バッグを担いで風を読むよりもっと大きな役割を担ってくれている」

マスターズで2度2位に入っているウエストウッド。今年こそヘレンさんとともに“メジャー無冠最強”の称号を返上する!?

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月6日号より