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【ギア選びのウソホント】Vol.177 トップ選手のパター選び

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

パターの打感には、フェース面のミーリングやネック形状といった部分も大きく影響するという話を数回にわたってしてきました。ミーリングの溝が深かったり、ポチポチした突起物の数が多いほうが、フェース面がツルツルのものより、軟らかい打感がありますし、ベントネックとショートスラントネックを比べると、まったく同じヘッドでもショートスラントのほうが少ししっかりした打感になる感覚があります。

実際、ツアーのトップ選手が「ショートスラントネックがいいけど、今のパターと同じ軟らかめの打感がほしい」といったリクエストをした場合、「では、ミーリングの溝の深さを変えてみましょうか」などといったやりとりをメーカーの担当者としているはずです。同じ形状のヘッドでも、ミーリング加工やインサート、ネック形状やネックの位置、素材といったものを変えることで、その選手のフィーリングに合うパターになっていきます。

繊細な感覚を持つトッププレーヤーのそういったリクエストが、一般ゴルファーが使う市販品にもフィードバックされ、新たなパターに。多くのモデルがあるパター。やはり打ち比べて、自分に合うものを見つけたいですね。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月2日号より