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「私生活は大ざっぱ、ゴルフは超神経質」史上7人目のアマチュア優勝・杉浦悠太の素顔に迫る

昨年のダンロップフェニックスでアマチュア優勝を飾った杉浦悠太。その素顔を探るため、小学6年生から杉浦を教える奥雅次コーチに話を聞いた。

PHOTO/Hiroaki Arihara、Hiroyuki Okazawa

杉浦悠太 すぎうらゆうた。22歳。ダンロップフェニックスOPで史上7人目となるアマチュア優勝を果たし、初シードを獲得

奥雅次 ETGAプロコーチ

おく・まさつぐ。小学6年生のときから杉浦を教え続けているコーチ。名古屋のETGA所属

オンとオフで別人格になり代わる

小6から教えている奥雅次コーチに杉浦の素顔を聞いた。

「一言で言うとゴルフに関しては超神経質で真面目くん。1個でも悩みがあるとそれが解決するまで黙々と練習をし続けたり、クラブの顔、そしてグリップの入り方など、これでもかというほど神経質なんです。なのに私生活では大ざっぱだったり、優柔不断だったりと正反対なのが可愛いんです(笑)」

2023年に自分で書いた目標は見事達成!

年初めに書いているという書き初め。23年は「ツアー優勝」。今年は「ツアー3勝」を掲げている

「クラブに関してはとくに神経質すぎます」

「クラブの顔のこだわりはもちろんのこと、グリップの入り方が少しでもズレていたり自分の好みでない場合は、打てなくなるくらい神経質ですね。こっちがそれぐらいいいんじゃないかと思うくらいです(笑)」

「左ひじの使い方はずっと変わっていません」

「昔から左ひじが引けるような形でした。本人は直したがってたんですが、インパクトゾーンが長くなるのでそのままにしておいたんです。今では強みになっています」

「人を使うのがうまいんです」

「ひとつのことに一生懸命になれる子で懐に入るのもうまいんですよね。だから僕らも協力してあげたいと思う。悩みを動画で送ってくるのでそれに遠隔で答えています」

「すごく親しみやすい印象です」(細野勇策)

「組み合わせが一緒だったときに気が合ってそこから練習ラウンドも一緒にしてます。1つ先輩ですがすごく親しみやすいんです」

月刊ゴルフダイジェスト2024年3月号より