犬の種類ではありません! 「ボールレトリバー」って何の道具?【明日使えるゴルフ用語】
普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。
ボールレトリバー
替えたばかりの新品のボールがまさかの池ポチャ! もったいないので回収したくなるが、そんなときに活躍するのが「ボールレトリバー」。
犬の名前のようだが、「レトリバー」は「retrieve」(回収する)から来ており、犬種のレトリバーも、射止めた獲物を回収する猟犬という意味。
伸縮する棒の先に、ボールを引っかけて拾う装置がついていて、「ボールピッカー」とも呼ばれる。池のすぐ脇や、カートに設置されていることもある。
大切なボールを拾いたい気持ちは分かるが、ゴルフ場の池は濁っていることが多く、ボールを探し出すことはもちろん、拾い上げるのも簡単ではない。いつまでも探しているとスロープレーのもととなるし、無理に遠くのボールを拾おうとして足を滑らせる危険もある。
過去にはボールを拾おうとして池に転落した仲間を助けようとして、自分も池に落ち、そのまま溺死してしまうという痛ましい事故も起きている。
落ちたボールのことは忘れ、ボールも気持ちも切り替えて次打に臨んだほうが、きっと結果もよくなることだろう。