「ドッグレッグ」ってどんなホール? 攻略法は?【明日使えるゴルフ用語】
普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。
ドッグレッグ【dogleg】
ゴルフ場の多くのホールは、ティーイングエリアからグリーンまでおおむね真っすぐになるように設計されている。そうでないホール、つまり、フェアウェイの方向が、ホールの途中で左右いずれかに曲がっているレイアウトを、「ドッグレッグ」(dogleg)という。犬の後ろ足のように「くの字」に曲がっているという意味だ。
右に曲がるホールは「右ドッグレッグ」、左に曲がるのは「左ドッグレッグ」というが、「レッグ」を省略して「右ドッグ」、「左ドッグ」と呼ぶことも多い。
ドッグレッグホールでは、コーナーの内側をショートカットしたい誘惑に駆られるが、コーナーには林がせり出していることが多く、少しでも曲げるとトラブルになりやすく、また距離が足りない場合は次打でグリーン方向が狙いにくくなるという罠がある。
多少距離は残ってしまうが、2打目の狙いやすさを重視して、右ドッグレッグではフェアウェイの左サイド、左ドッグレッグではフェアウェイ右サイドを狙っていくのがドッグレッグ攻略の常套手段だ。
ちなみに、一旦左右どちらかに曲がった後、その先でもう一度曲がっているS字状のホールは、「ダブルドッグレッグ」と呼ぶ。たいていはパー5となるが、飛ばし屋でもセカンドでグリーンを狙うことが難しくなり、コースなりにきっちりとボールを運んでいく技術が求められる難ホールとなる。