ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第99回は、2002年に太平洋C美野里Cで開催された「樋口久子クラシック」の最終成績をご紹介

今週、日本唯一の全米女子プロゴルフ協会（LPGA）公式戦「TOTOジャパンクラシック」が茨城県の太平洋クラブ美野里コースで開幕する。ここで初めて行われたのは2016年。中国のフォン・シャンシャンが前週のサイム・ダービーLPGAマレーシアに続き2週連続優勝を飾った。同じコースで行われた翌2017年もフォン・シャンシャンが連覇。2020年はコロナ禍で国内女子ツアー単独開催となったが、優勝は申ジエ。美野里コースでは、それ以来となる3年ぶり4度目の開催となる。これまで3回とも外国人選手が優勝しているが、今年は日本人勝者が誕生するか?

美野里コースでは、過去3回のTOTOジャパンクラシックのほかに、開場した2002年、先週行われた樋口久子 三菱電機レディスの前身となる、樋口久子クラシックも開かれた。このときは全ギャラリーの入場料が無料。しかしこれはファンサービスではなく、大会開催も危ぶまれた懐事情による経費削減のためだった。有料にするとチケット印刷代、券売の手間賃、駐車場係員の人件費、駐車場の賃料、送迎バス代など、2000万円近い経費がかかるため、これを削減するために無料にしたのだ。それもあってか最終日は3199人のギャラリーが来場。試合は初日、2日目と「68」をマークした藤井かすみが最終日こそ1オーバーとスコアを伸ばせなかったが貯金を生かして逃げ切った。

＜2002年 樋口久子クラシック　最終成績＞

週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号より

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