回転型は「柔」、反力型は「硬」。飛ばし屋プロに学ぶスウィングタイプ別ゴルフシューズの選び方
シューズはデザイン性も重要だが、スウィングの土台を支える重要なギアでもある。男子ツアーの会場で、何を重視してシューズを選んでいるかを聞いてみた。
解説/内海大祐
回転派? 地面反力派?
あなたはどっち
地面と体をつなぐ重要な接点であるシューズ。プロはどのようにして選んでいるのか。男子プロに話を聞くと、柔らかめが好きなタイプと硬めが好きなタイプに分かれるようだ。
柔らかめが好きな河本力は「足の動きに対して反発する物は履けないです。僕の場合、スウィング中、左足が回転するように動くので柔らかくて滑ってくれるものがいいんです」と語る。
対して硬めを履く幡地は、「僕は左足で地面をつかんで蹴る動きが強いのでストッパーのような役割にしたい。だからこそ硬めで鋲付きがいいんです」と話す。
デザインで選ぶのもいいが、プロは自身のスウィングタイプに応じて選んでいるようだ。
「回転」型は柔らか素材を好む
左足つま先を滑らすように回転していくスウィングなので、素材が柔らかく、地面を噛み過ぎないものでないとブレーキがかかってしまう
柔らかめのシューズを好むのは、体重移動が少なく、その場で回転するタイプに多い。河本に加え、中島啓太や清水大成などが該当する
「反力」型は硬い素材を好む
左の壁を作り、足で地面をしっかり蹴ってパワーを生み出すタイプ。硬めの素材で地面をがっちりつかめるスパイクタイプを好む
切り返しから左に大きく踏み込み、その反発を使うため、回転型に比べやや体重移動が大きくなる。幡地のほかに岩田 寛、小林伸太郎などが該当
月刊ゴルフダイジェスト2023年12月号より