【UTを極める②】打ちこなせたら強い味方になる。「ユーティリティはダフってOKでゆったり振る」菅沼菜々プロ
フェアウェイウッドがうまく打てず、ロングアイアンも難しすぎるというゴルファーのセッティングに必須となったユーティリティ。永井延宏プロのレッスンに引き続き、実戦で役立つUTの打ち方を2人の女子プロに教えてもらう。1人目の菅沼菜々プロはリズムを一定にすることが大切だという。詳しく解説してもらおう。
【UTを極める】レッスン①はこちらから↓
ダフるくらいがちょうどいい
パターの次にUTが好きという菅沼プロ。「ロングアイアンと打ち比べたとき、あまりのカンタンさに手放せなくなりました」と言うほどUTが得意な菅沼菜々に打ち方のコツを教えてもらった。
菅沼 UTはソールが広いので、滑らせて打つことができます。イメージとしては、ダフってもいいと思うくらいでちょうどいいんです。すると、シビアに考えなくなるので、気持ちもラクになります。
菅沼 気を付けてほしいのは打ち込まずに、ゆるやかな入射角でボールをとらえること。ポイントはスキップのようなゆっくりとした速度で、焦らず一定のリズムで振ることです。打ち急いでしまうと上体が突っ込みやすくなり、クラブが鋭角に下りてくるのでミスにつながります。
ソールを手前から滑らせながら打つという、UTのクラブ性能を上手く生かした打ち方だ。
【ポイント①】スウィングリズムを一定にする
スキップをするように、ゆったりと一定のリズムで振ることが大切。すると、打ち急がなくなるので入射角がゆるやかになる。UTはソールが広いので、滑らせるようにボールをとらえたい。
「スキップのリズムで振ると、トップで間を作れるので打ち急ぎがなくなります!」
アイアンよりも、ゆっくりのリズムにすることでトップに間を作っている。焦ってダウンスウィングすると、トップでできた間を生かせない。上体が突っ込みやすくなり、打点がばらつく。
【ポイント②】ダフってもいいイメージを持つ
ダフってもいいくらいの感覚でいい。ソールが滑ってくれるので、アイアンよりもシビアに考えずに打てる。このイメージを持つだけでも、ラクに打てるようになる。
【ポイント③】ひざをやや外に向けて構える
アドレスでは、両ひざをやや外に向けるように構えると下半身が安定する、と菅沼プロ。内またにすると体がゆったり回らず、上下動のブレが出ると言う。
「ソールが広くて滑るのでいろいろな場面で使います」(菅沼)
菅沼 ユーティリティはラフに入ったときはもちろん、パー5のセカンドでも使うことが多いです。5Hは190ヤード、6Hは180ヤードぐらいです。
UTを極める③女子プロ淺井咲希のレッスンに続く
TEXT/Toshiyuki Funayama、PHOTO/Shinji Osawa、Yasuo Masuda
週刊GD2019年10月1日号より
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