【幸服論】Vol.61 一足は持っておきたい! クラシカルな「正統靴」でいまどき上品コーデ
スニーカータイプのソフトスパイクやスパイクレスが全盛のいま、やっぱり一足は持っておきたいのが本革仕様の正統派シューズだ。
PHOTO/Tomoya Nomura
●今月のテーマ●
一足早く初秋のシューズ選び
合わせるパンツはほっそりテーパード
――アディダスのスタンスミスやコンバースのオールスターなど、往年のスニーカータイプのゴルフシューズがかなり増えてきましたね。
森岡 年配の人も履いてますし、ある種確立したジャンルになりました。私としては、だからこそ本革を使ったクラシックタイプが逆に新鮮に見えます。やっぱり一足は持っていたいですね。
――確かに名門コースや目上の人と回るときの身だしなみは大事。「コイツちゃんとしてるな」感は欲しいです。
森岡 今は昔ほど硬くて重くないですし、とても歩きやすいのでかなり進化してますよ。少し値は張りますが、手入れをちゃんとすれば長く使えますし“一生モノ”として持っておくのはありだと思います。
ROYAL ALBARTROSS
気品と洒落っ気あふれるウイングチップ
ビブラムソールを使い、クラシックながらも快適な履き心地なのが◎。5万9400円/ロイヤルアルバトロス
ほっそりスラックスならどんな正統靴とも好相性
クラシックシューズは無理にカジュアルなパンツを合わせずスラックス型が◎。ただ裾幅が細いテーパード型ならいまどきのシルエットになる。ポロシャツ2万6400円/ジェイリンドバーグ、パンツ1万7600円、ベルト9350円/ともにロサーセン、ソックス1760円/フットジョイ、グローブ4180円/アッシャー
ecco
エンボス加工がお洒落なスパイクレス
革がしなやかで足にフィット。スパイクレスなので街中でも履ける一足だ。3万5200円/エコー
ブラウンや黒といったダーク系のシューズには程よいシックさを生むベージュのパンツが好相性。重たすぎない雰囲気に仕上がる。パンツ1万7600円/タイトリスト
LAMBDA
ちょい遊び心を加えるならキルト付きがオススメ
革をふんだんに使い、重厚な雰囲気と履き心地。ウォータープルーフ仕上げ。5万5000円/ラムダ
ホワイトといった明るい色味のシューズにはあえてダークトーンのパンツで今風に。裾が細いと野暮ったさはなくスマートにキマる。パンツ1万7600円/ロサーセン
FootJoy
天然皮革を贅沢に使ったオリジナルモデル
見た目とは裏腹に圧倒的に軽く、長時間のプレーでも疲れにくいのが魅力。2万6400円/フットジョイ
2色使いのコンビシューズは、グレンチェックなど正統柄のパンツと合わせるのがオススメ。上品さが香る英国風コーディネートだ。パンツ1万4300円/フットジョイ
本革は味が出ているとよりサマになる!
本革はメンテナンスが大事。汚れをしっかりとって、オイルを染み込ませると独特の艶が生まれ、さらに耐久性も高くなる。プレー後は必須だ
<問い合わせ先>フットジョイ、タイトリスト(アクシネット ジャパン インク 0120-935-325)、エコー(エコー・ジャパン 0120-974-010) ジェイリンドバーグ、ロサーセン(グリップインターナショナル 03-6408-8686)、ロイヤルアルバトロス、ラムダ、アッシャー(ジル&ロウズ広尾店 03-6809-3471)
解説/森岡 弘(スタイリスト)
ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける
※フットジョイのシューズは、誌面では「コラボモデル」・「2万4200円」と表記しておりましたが、正しくは「フットジョイオリジナルモデル」・「2万6400円」です。お詫びとともにここに訂正いたします。
月刊ゴルフダイジェスト2023年10月号より