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一番多く打つ番手は? 上達に効果のあったオススメの練習法は? 練習場の利用に関するアンケート結果<後編>【ニッポンゴルフ実態調査】

日本のゴルファーの実態や実情をアンケート調査によって明らかにする「ニッポンゴルフ実態調査」。今回は、前回に続き練習場の利用に関するアンケートの結果を公開!

>>前編はこちら

Q5. 練習場で最初に打つクラブは?/Q6. 一番多く打つクラブは?

練習場で最初に打つクラブを聞いたところ、SWが43.8%で最も多く、次いでAWが26.1%と、ウェッジが7割を占めた。やはり最初は体を慣らす意味も含め、短い番手で軽く打つことから始める人が多いようだ。予想通り、PWが13.1%、9Iが6.1%と短い番手から順に並ぶが、次に来たのは意外にもドライバー(5.3%)。

ラウンドでは、最初の1打がドライバーというケースが大半なので、本番を想定して、練習でもまずはドライバーから打つことを心がけているということだろう。体が回らない状態でどういう球が出るかを把握しておけば、スタートホールでのミスを最小限に抑えることができそうだ。

一番多く打つクラブも、ウェッジやショートアイアンなどの短い番手が大半を占める。スウィング作りをするうえで、基礎となる短い番手での練習に重きを置いている人が多いようだ。また、ウェッジの場合は短い距離のアプローチでも使うため、球数が多くなるのは自然な流れといえる。

Q7. 打つ順番は?/Q8. 打つ本数は?


打つ順番に関しては、「短い番手から徐々に長くしていく」と答えた人が圧倒的に多く、78.8%。やはりいきなり長い番手をガンガン打つのは難しいので、短くて重い番手から、徐々に長い番手へと持ち替えていくのが一般的なようだ。

しかし中には、「1球ごとに番手を変える」というゴルファーも。たしかに、本番のラウンドでは、連続して同じ番手を握ることはあまりない。ドライバーを打ったら、次はミドルアイアンを握り、ウェッジ、パター、次のホールはフェアウェイウッド……と1打1打、長さも重さも違うクラブを握ることになる。普段の練習から1球ずつ違う番手を打つようにすることで、より実戦に即した練習ができるというわけだ。

打つ本数に関しては、「4~5本」と答えた人が27.7%、「6~7本」と答えた人が26.5%で、この2つで半数以上を占める。時間も球数も限られているので、ウェッジ、アイアンの奇数番手or偶数番手、UT or FW、ドライバーという感じで5~6本を打つパターンが多いようだ。

一方、10本以上打つ人も合わせると21.5%おり、満遍なくすべての番手を打っておきたいタイプのゴルファーも少なくないことが読み取れる。

Q9. 練習で重視するポイント・練習の目的は?

練習で重視するポイントや練習の目的について、複数回答可で聞いたところ、3つの項目に多くの回答が集まった。それは「ターゲットをどれだけ正確に狙えるか」「体の使い方・動かし方」「アプローチの精度向上」の3つ。

「ドライバーでどれだけ遠くに飛ばせるか」という項目を選んだ人は思いのほか少なく、わずか6.9%。ゴルフは遠くに飛ばすだけでなく、いかにターゲットにボールを運ぶかが重要かを日々のラウンドで痛感している証拠だろう。

Q10. 上達するうえでオススメの練習法は?

最後に、自身の経験から、上達に役立ったオススメの練習法について聞いてみた。

最も多かったのが、「片手打ち」と「ハーフスウィング」。どちらも手打ちではなく、体と同調させてスウィングすることで、すべての番手に共通する基本動作を体に覚え込ませることができる。

ほかにも、多くの練習法が寄せられたので、その一部をここに紹介する。

「両足を揃えて、7番アイアンで打つ」
「ほぼ全ショット動画撮影をして自分の感覚とフォームのズレをチェック」
「1球ごとにルーティン通りに打つ」
「タオルを脇に挟んで打つ練習。これを行ってから2年で平均が70台になった」
「トップトレーサーを活用」
「ドライバ―と同じティーの高さでアイアンを打つ」
「練習場では、スイングや軌道や寄せの方向精度が上手な方を参考サンプルとして、そっと見つめます」
「20cm先に落とすアプローチ」
「メトロノームを聴きながら同テンポ練」
「マットに触れないでボールだけヒットする」
「最初に次回ラウンドのコースを想定してクラブを変えながら擬似ラウンドを実施。次にショート、ミドルアイアンでのターゲット狙い打ち。次にクラブ7本(ウェッジ~ドライバー)で1回1回変えながらターゲット狙い打ち。最後にウェッジで5〜80Yを5Y刻みでターゲット狙い打ち」

ビビッと来た練習法があったら、さっそくこの週末、練習場で試してみよう!