【待ってろ、ウエハラ! シーズン3】vol.2 ライン出しも出すだけのショットも、スウィングは変えない!
青木翔&小倉ひまわりのラウンドレッスンwith大畑大介の第2弾。早くもトラブルショットというチャンス(?)到来。しかも、トラブルの原因が季節の山菜ときた。いきなり練習の成果の見せどころ。どうする、大畑!?
ILLUST/Koki Hashimoto TEXT/SHOTANOW PHOTO/ARAKISHIN THANKS/六甲国際GC
今回、青木翔コーチが与えた試練は“ガチのラウンドレッスン”。青木コーチの教え子、小倉ひまわりプロをゲストに迎え、本格的なラウンドレッスンになるはずだったが……。
迎えるは2番407ヤード・パー4。
青木 左ドッグレッグのホールですが右に曲げてしまいましたね。
大畑 フェアウェイが真っすぐじゃないから、ライン出しを意識したらなぜか右に曲がってしまった。
青木 ホールによって攻め方を考えるのはとってもグッドです。ただ方法が悪かったですね。小倉プロ、何でスライスしちゃったかわかる?
小倉 手で打ってたからですかね?
青木 正解。スウィングは変えずに、振り幅やボールの位置を変えてラインが出せるようになってほしいです。
大畑 そうか、スウィングを変えたらあかんのか。
青木 練習場でやってない事は、突然コースでやっても成功しないですからね。右ラフにある次打は、正面に木がある状況。出すだけの小さなスウィングになりますが、手でちょこんと当てるだけじゃなくスウィングは変えずに振り幅を小さくしてみてください。
タケノコの出現で大畑の集中力アップ
大畑 右のラフからフェアウェイに出すだけなら、そんなに難しくなさそう。
青木 簡単そうですが、短い脱出ショットも状況をちゃんと把握してください。はい小倉プロ、何に気をつける?
小倉 えっ、最悪なのは前の木に当たることなので余裕を持って左に……。
青木 それだけかい! もっと考えて。
小倉 あ、ラフにも気をつけます。
青木 そうだね。手前のラフに食われちゃうのはNG。打ちすぎて奥もNG。だから距離も把握して番手を選んでほしい。って、大畑さん聞いてます?
大畑 すまん、タケノコに気を取られてた! これだと大きくなりすぎてちょっとアクが出ちゃうんだよね。
青木 タケノコ!?
小倉 普通そんな近くにボール止まらないですよ! 私ゴルフ人生でタケノコそばから打ったことなんかないもん。
大畑 おっちゃん、持ってるやろ。
小倉 しかも食べ頃とか詳しいし。
大畑 おいしい食材を求めて全国を飛び回ってるからね。
青木 みなさん「大畑大介商店」で検索してみてください。
大畑 って宣伝してる場合じゃないわ。このタケノコ、すっごい気になっちゃうけど、青木コーチの激ムズドリルに比べたらこんなもの!
小倉 おぉ、ナイスショット!
青木 ボールを奥と手前に並べてシャフトも斜めに置くあのドリルが生きましたね。小さい振り幅でも手を使わず体の回転で打ててました。
大畑 やっといてよかったわぁ、タケノコ対策。
青木 別にタケノコ避けるために教えたわけじゃないけど……。ドライバーのライン出しも、トラブルショットも同じです。手で力加減を変えたり方向を決めるのではなく、体の回転でクラブを動かさないとダメ。
大畑 これで林から脱出もバッチリや。
――スウィング作りのためのドリルが奏功し、トラブルショットも上達した大畑。来週もレベルアップの予感!
【今週の大畑ゴロク】
小さい振り幅も手で加減せず、体の回転で。
あと、タケノコは地面に頭を出す前のが旨い!
令和の武蔵になる
オオハタダイスケ
大畑大介。1975年11月11日生まれ。ラグビー元日本代表、伝説のウイング。大阪の東海大仰星高で上原浩治と同クラス。ベストスコア82。「本気を出せば上原に勝てる」と豪語する強メンタル&フィジカル
迎え撃つは
ウエハラコウジ
上原浩治。1975年4月3日生まれ。読売巨人軍の元エースで、メジャーリーグでも活躍したレジェンド。マウンド上の緊張感を今はコースで味わうのが楽しいという根っからのアスリート気質を持つエンジョイかつ本気ゴルファー。大畑の挑戦に2度とも“勝利”したが……
週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号より
CS放送のGAORAでは「大畑大介×青木翔 レッツトライゴルフ! ~待ってろウエハラ~」がオンエア中