【コースマネジメント】短いパー3の罠にハマるな② 絶対に寄せたいときは成田美寿々プロの「ライン出し」を真似よう!
ハンドファーストでロフトを立てて打てば距離感がよくなることはわかった(レッスン①)。さらに方向性をよくするには、成田美寿々プロの「ライン出しショット」を覚えるといいと横田英治プロ。具体的な打ち方を教えてもらった。
フィニッシュが決まればピンを刺す
横田 真っすぐピンを刺すショットを打つには、成田美寿々プロが得意としてる“ライン出し”をぜひ覚えてください。
「ライン出し」はよく聞くワードだが、なかなか上手く打てない…。
横田 コツをちゃんと覚えれば大丈夫です。肩から肩までのスリークォーターで、腰をしっかりと回して打つことが大切です。コンパクトスウィングにすると体が止まって手打ちになる人が多いけど、腕を振るのではなく腰で打つ意識を持てば上手くいきますよ。
【ポイント①】フェースを返さずトウを立ててフィニッシュ
腕を振ってしまうとフェースがターンしやすい。腕は体の正面にキープしてフィニッシュではトウを立てる。
【ポイント②】手で打ちに行かず必ず下半身リード
切り返しで手から振り下ろしてしまうと上手くいかない。左ももを外に広げるように意識して下半身リードで切り返すこと。
【ポイント③】腰は必ずターゲットに向ける
フィニッシュでは手は肩の高さ以上は上げずに、腰がしっかりとターゲットを向いていることが重要。
ライン出しが上手くなる3つのドリル
【ドリル1】クラブと一緒にスティックを持って打つ
スティックやシャフトなど棒状のものをクラブと一緒に持って、体の左側に通して打つ。ヘッドをリリースすると棒が体に当たる。
【ドリル2】左片手打ちで左サイドリードを覚える
フェースを返したりするのは右手が強すぎるから。そんな人は左片手打ちがおススメ。
【ドリル3】ボールを挟んで腕と体の一体感を出す
両腕のあいだにボールを挟んで打つと、クラブと腕と体の一体感が生まれる。
準備をきちんとして気持ちよくライン出し
【準備①】高いティアップはNG。ちょっと浮くくらいの高さ
アイアンが苦手な人ほど高くティアップしてしまうけど、それがロフトが寝たインパクトの原因になる。ウェッジはボールが少しだけ浮くくらいの高さでティアップしよう。
【準備②】狙い目はグリーンを半分に割って考える
グリーン周りの罠に避けるべき優先順位をつける。まず池は避けたいから、手前が池ならグリーンの奥半分が狙い目になる。左に池があったらグリーンの右半分を狙うようにする。
【準備③】なるべく池が視界に入らない位置にティアップ
池越えのホールなど視覚的にプレッシャーがかかる場合は、ティアップの位置が大事。右端と左端では池の見え方が大きく変わってプレッシャーを少なくできる。
【準備④】事前に必ずホールのレイアウト図を見る
ティーイングエリアから見ると「逃げ場がない」と思っても、レイアウト図を見れば「思ったよりも池とグリーンのあいだに幅があるな」とかの“安心材料”を見つけられて、気が楽になる。
【準備⑤】グリップは絶対に5センチ短く持つ
グリップを持つ長さとスウィングの大きさはリンクする。長く持つと大振りしてしまうし、フェースの向きが狂ったりしやすくなる。短く持って腕とクラブをラインナップする感覚を持つといい。
【準備⑥】足と肩と目線のアライメントを揃える
例えば左に池があると極端に右を向いて構えたりしやすい。周りの景色に惑わされず、グリーンの右狙いならそこにスクェア構えること。最後にピンを見てしまうとアライメントがズレるから要注意。
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Ph/Tadashi Anezaki
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