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【脇元華の簡単ロブ!】#2「手前からヘッドを滑らせる意識が重要です」

女子プロの脇元華が、誰でも簡単にフワッと上がる球が打てるやり方を伝授。ここでは、インパクト時のヘッドの入れ方について教えてもらおう。

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/フェニックスゴルフアカデミー

脇元華 わきもと・はな。1997年生まれ。宮崎県出身。2022年から吉田直樹コーチとスウィング改造に取り組み、ステップ・アップ・ツアーで優勝。今季はレギュラーツアーのシード復活と優勝を目指す。GMOインターネットグループ所属

●CONTENTS●
#1 勝手に上がるアドレスの作り方
#2 ボールの手前からヘッドを滑らせる
#3 フォローでフェースは自分を向く

打ち込まず手前から滑らせる

GD 球が上がる構えができたら、次は打ち方ですね。

脇元 まずその前に、この打ち方を選んでいるということは、短めのラフにボールが浮いている打ちやすいライなんですね?

GD はい。グリーン手前にバンカーがあったりしますが、ライとしてはやさしめです。

脇元 それなら、やるべきことはひとつだけ。ボールの手前からソールを滑らせることです。

GD それならできそう。

脇元 ソールを滑らせそうと思ったら、横から払うように打ちますよね。上から打ち込もうとはしないはずです。

GD そうですね。

脇元 ロブショットのように速く振る必要はないので、コンパクトな振り幅で等速に振れば自然に球は上がります。でも、ちょっとプレッシャーが……というときは、心の中でシュパッ! と唱えるのもアリですよ。

GD 擬音にするだけで、体の動きがスムーズになりそうですね!

「ヘッド軌道は、上から下へのダウンブローではなく、完全に横から払い打つレベルブローです。フェースローテーションを抑えながら、ヘッドはボール手前の芝の上を滑らせていくイメージで低く入って、低く抜けていきます」

Point
頭を残すとヘッド軌道がゆるやかになる

「ヘッドを横から入れるには、頭を残すことも大切なポイントです。ヘッド軌道の最下点は頭の真下になりやすいため、頭をボールより右に残せば、ボールの手前からソールを滑らせて打つことができるんです」。頭が左に突っ込むとヘッドは上から下りてしまう

>>ソフトロブを完全マスター! 4つのポイント

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週刊ゴルフダイジェスト2023年4月25日号より