ソフトな打感で飛距離に特化したテーラーメイド「ディスタンス+ソフト」はどんな人に合うのかを、実際に打って試した!

PHOTO／Akira Kato、Tomoya Nomura　THANKS／GOLF PLACE

試打・解説／田口 卓

PGAティーチングプロA級。ジュニアから女性、シニア、アスリートまで幅広くレッスン。ゴルフはギアで上手くなれると、クラブを上手く使うための動きをサポート

HS40～42m/sが飛ばせるボール

「アマチュアがボールに求めるものは、何よりも飛距離でしょう。TP5/TP5xは高性能なツアーボールですが、ヘッドスピードがある程度ないとボールをつぶしきれず、反発力が足りずに飛距離をロスしてしまう場合もあります」と数多くのアマチュアを教えてきた田口プロ。

「実際にツアーボールからディスタンス系に替えただけで飛距離が20ヤード近く伸びた人もいました。この『ディスタンス+ソフト』は飛距離に特化した2ピースボール。ヘッドスピードがそれほど速くなくても、低スピンで力強い球で飛んでいきます。ランも出るのでトータルで飛距離が出ます。スピンが少ないことの利点はもうひとつあって、左右に曲がりにくく直進性が高い。さらに名前に『+ソフト』と付いているように打感も軟らかめ。ドライバー、アイアン、ウェッジのいずれのショットもスピン少なめという一貫した特性で、HS40〜42m/sぐらいのゴルファーが一番恩恵を受けると思います」

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ディスタンス+ソフト

低スピンで直進性も高い
「2ピースのディスタンス系には珍しく、弾き感があるのに打感は軟らかめ。HS40～42m/sで打つとスピン量が抑えられ、直進性の高いライナー系のボールになります。ランも出るのでトータルで飛距離が出る。少しでも遠くへ飛ばしたいというゴルファーの願いをかなえてくれます。あとで値段を聞いてびっくり。これはコスパが高いです」

「ディスタンス+ソフト」をステルス3モデルで打ち比べ

ステルス2 × ディスタンス+ソフト
「明らかに低スピンで中弾道のライナー系のボールでランも出ます。ボールが吹き上がりやすく、スピン量の多い人が使うと効果が大きいでしょう」（田口プロ・以下同）

ステルス2 HD × ディスタンス+ソフト
「『ステルス2』よりも打ち出しが高く、キャリーも出ますが、やはりスピンは少なめ。直進性が高く、曲がり幅も少ないので、飛ばせる組み合わせです」

ステルス グローレ プラス × ディスタンス+ソフト
「3本の中では最もスピンが入りますが、これでちょうどいいくらい。球が上がりやすく高さも出るのでランは、やや少なめ。ボールが上がりにくい人におすすめです」

テーラーメイド ボールラインナップ

週刊ゴルフダイジェスト2023年4月25日号より

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