【ソニーオープン】松山英樹は48位Tも「最後まで体がもったのは良かった」日本勢7人の結果は?
松山英樹がディフェンディングチャンピオンとして挑んだ今年のソニーオープンは、キム・シウーの逆転優勝で幕を閉じた。7名の日本勢はどう戦った?
連覇がかかっていた松山は第3ラウンドに上がり3連続バーディで65をマーク。
「明日(最終日)の前半次第ではチャンスがある」と波に乗ったかに思われた。昨年はサンデーバックナインで5打差を追いつきプレーオフで逆転勝利を飾っているだけに期待がかかったが、今回はチャージ不発。最終日は1オーバーに終わり、48位タイで4日間の競技を終えた。
昨年から悩まされてきた首痛や各所の痛みは「感じなくなってきた」というが、最終日は背中を気にする場面も。
それでも「ショットの感触はまだまだ。でも良くなってはいる。(ハワイで)2週間やって最終日まで体が持ったのは良かった」と一定の手応えはつかんだようだ。思う存分練習ができる状態まであと少し。しばらく忍耐の日が続く。
松山以外で予選を突破したのは昨年上位争いをした中島啓太(54位タイ)、蟬川泰果(67位タイ)と比嘉一貴(72位)。中島は「(スコア以上に)いいプレーができた。成長を感じた」。
日本アマチャンピオンの岡田晃平(東北福祉大3年)は、これがPGAツアーへの初挑戦だったが、76-73で予選落ち。「すべてが足りない」と実力不足を痛感した。同じく大西魁斗、桂川有人も予選落ちを喫している。
昨年の全英オープンで同じ思いを味わった比嘉は、「練習と本番のギャップを埋める」ことを課題に挙げ、今季は果敢に欧州やアジアへと打って出る。
中島、蟬川は帰国せずPGAツアーのカリフォルニアシリーズ(松山は初戦欠場)へ、比嘉はアジアンツアー開幕戦出場のためサウジへと旅立った。
さらに昨年のコーンフェリーツアー予選会で前半戦の出場権を得た大西はバハマへ、限定的ながら同ツアーへの出場資格を得た桂川は一時帰国したのち渡米するという。
週刊ゴルフダイジェスト2023年2月7日号より