2023年シーズンの出場権をかけた米女子ツアーのQシリーズが終戦。8日間にわたる長丁場の末、勝みなみと西村優菜が来季の出場権を獲得した。

来シーズンの米LPGAの出場資格を決めるQシリーズが終了。2週にわたった今大会には、日本からロレックスランキング上位75位以内の資格で勝みなみと西村優菜、1次・2次ステージを突破した識西諭里が出場。勝みなみが5位、西村優菜が24位タイで来シーズンの出場権を獲得した。

より多くの試合に出場できるのは例年、20位までのため、勝はほぼすべての試合に出場できるが、西村の参戦は限定的なものになりそうだ。

勝みなみは「最高に嬉しいです。長丁場で最初の2日間はスコアを伸ばせず、このまま終わってしまうのではと心配するときもありました。でも、キャディをしてくれた母をはじめ、ファンの皆さんのおかげで、8日間プレーすることができ、出場権まで獲得できました。強くなれる! 強くなりたい! と思えた2週間。米LPGAに臨むために、このオフは大切に過ごしたいです」と思いを語った。

自身のインスタグラムには西村優菜とのツーショットを掲載し、「I can’t wait to see you next time. （早くアメリカでゴルフがしたい）」と綴った。

来シーズンに世界デビューする勝と西村の活躍に期待大だ!

目標としていた20位以内には2打足りずフィニッシュした西村。取材では涙で言葉に詰まる場面も。「またしっかりと練習に励みたい」と前を向いて一時帰国した

Qシリーズ2週目に進んだ識西諭里。「68」で回った5ラウンド目までは上位をキープしたが、その後、「78」「73」「75」とスコアを落とし、全体の75位で涙をのんだ

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月3日号より