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【みんなの反力打法①】下からの力をスピードに変える。アベレージでもあっという間に飛距離が伸びる、魔法の飛ばし方。

GDライブラリ
2019.07.31

あなたの飛距離がもしすぐに30ヤード伸びるとしたら、驚きじゃありませんか? あるんですよ、夢の打法が。それが今季のメジャーチャンピオンB・ケプカやタイガーが取り入れている反力打法です。「反力」と言えばゴルフダイジェストの2019年レッスン・オブ・ザ・イヤー吉田洋一郎プロ、今回から4回にわたって紹介する「反力打法」は、誰もがすぐに飛距離が伸びる魔法の飛ばし方です!

【解説】吉田洋一郎
スウィングコンサルタント。バイオメカニクスの権威であるクォン教授の薫陶を受け「反力打法」に精通。2019レッスン オブ ザ イヤー受賞

飛距離の出し方は全部で3つ「横移動の力」「回転力」そして「床反力」

ここ数年のバイオメカニクス(生体力学)の研究によると、スウィングでは、3つの力を使って飛ばしているという。体重移動に代表される「横移動の力/グライダー」、回転運動による「回転力/スピナー」、そして下からの力を使う「床反力/ランチャー」だ。

意識的か無意識かはあるにせよ、誰もがみんないずれかを使っているのだ。米ツアーに足しげく通い最先端のスウイングを研究してきた吉田洋一郎プロが解説する。

吉田 飛ばすには上に挙げた3つの力のいずれか、そのうちの2つを組み合わせています。特に今の選手は『床反力/ランチャー』と『回転力/スピナー』を合わせた「ダブルディッパー」が増えています。J・トーマスやR・マキロイがその飛ばし方ですよね。

吉田 インパクトで左ひざが伸び、腰を切り上げるように体を使います。今のクラブにはこの打ち方が最も効率よく飛ばせるのだと思いますよ。

床反力を使ったインパクト。左ひざが自然に伸びる

【グライダー】横移動の力

大きな体重移動で飛ばしている
昔はこの打ち方が主流だった。右→左と体重を移動させて、そのパワーをボールにぶつけていた。

【特徴】
●体重移動が大きい
●ワイドスタンス
●2軸で振る

【代表選手】
●石川 遼
●C・モンゴメリー
●かつてのジャスティン・ローズ 他

【スピナー】回転力

回転スピードを上げて飛ばしている
体の中心に軸を保って、軸回転するタイプ。体幹を鍛えて、回転スピードを上げて飛ばしている。

【特徴】
●回転スピードが速い
●腰の回転が鋭い
●フラットな軌道が多い

【代表選手】
●セルヒオ・ガルシア
●ジェイソン・デイ
●アダム・スコット 他

【ランチャー】床反力

今この力が最も熱い!
一度地面を踏み込んで、その突き上げるパワーをヘッドスピードに還元させて飛ばすタイプ。インパクトでジャンプする選手も。

【特徴】
●沈み込みが大きい
●左ひざが伸びる
●軌道がアップライト

【代表選手】
●バッバ・ワトソン
●ブルックス・ケプカ
●タイガー・ウッズ
●J・Bホームズ 他

そして今の世界の主流は

【ダブルディッパー】反力+回転力

回転力と床反力の両方を加えた飛ばし方。左ひざが伸びると同時に腰が切れ上がってそのスペースに腕を振り抜く。左足を開いて、逃がしている。

【特徴】
●左ひざが伸びる
●左足つま先が開く
●腕の振りが速い 他

【代表選手】
●ローリー・マキロイ
●ジャスティン・トーマス
●小平智 他

自分がどのタイプが強いか分類してみよう

【チェック方法】インパクトのカタチを作って腰の開き具合を調べる

体の前に手を掲げてもらって、そのままインパクトのカタチを作って押してみる。腰の開き具合でタイプがわかる。

【腰の開きが45度ぐらい】→ランチャー

腰の開きがだいたい45度ぐらいであれば、自然にタテの力を使うタイプに分類される。より反力を意識しよう。

【腰の開きが大きい】→スピナー

腰の開きが大きければ、回転を活かして飛ばせるタイプ。腕の振りのタイミングが合えば、大きな飛距離になる。

【腰の開きが小さく、左への体重移動が大きい】→グライダー

腰の開きは基本的には少なく、右→左と体重移動が大きいタイプ。パーシモンで育った選手はこれが多い。

タイガーの「左ひざピンッ!」がまさに先駆け

「反力打法の先駆けはタイガー・ウッズではないでしょうか」と吉田プロ。確かに、タイガーが最も強かったといわれる2000年ごろのスウィングは、沈み込んだ左ひざがピンと伸びて、まさに下からパワーを使っているように見える。

異次元の飛距離は「縦方向」の力で生まれていた

2000年前後のタイガー・ウッズ→縦+横+回転パワー
圧倒的なスピードとパワーで飛ばしていたタイガー。体重移動、回転、突き上げる力、すべてフルに使っていた。

タテをマックスに使っていた

2010年前後→スタック&チルトで体重移動はほとんどなし
ショーン・フォーリーに習っていた時代は「左1軸」を掲げていて、体重移動はほとんどなく、回転と反力で飛ばしていた。

2015年~最近→再び縦の力を使ったダブルディッパーに
回転運動がメインになってはいるが、タテの力をヘッド速度に変える動きは依然として残っている。

吉田 ここ数年でスウィングを科学的に分析する動きが主流になってきて、さらにトラックマンによるインパクト数値が解明され、そこでスウィング中に使われているパワーというものかとデータを取るなどして研究されてきました。

反力打法のメカニズム

いったん踏み込んで、地面を踏み込んだ反動が力になって、ヘッドを走らせる。リリースを早くしないと振り遅れやすい

【メカニズム1】下からの突き上げが力になる
【メカニズム2】体には重力がかかる
【メカニズム3】右足からも突き上げる力が出る
【メカニズム4】左腕が伸びたところがスタート
【メカニズム5】クラブは速く下ろす

吉田 飛ばすときには少なからず下から突き上げる力をだれもが使っているということが証明されたんです。ジュニアの子たちが自然にジャンプするのは、無意識で飛ばすために何が必要かがわかっているからでしょうね。

反力打法の3つのポイント

【ポイント①】ハーフウェイダウンでひざは伸び始め腕も伸びていく

ハーフウェイダウンで左腕が真っすぐの状態になったときが合図。腕も伸び始め、ひざも伸び始める。

【ポイント②】力が抜けるほどスピードが上がる

反力を出し切って、下を踏む力が「ゼロ」に近づけば近づくほど、ヘッド速度は速くなる。選手によってはジャンプする人も。

月刊GDより

ゴルフダイジェストツアーセンターの「反力打法で飛距離アップ合宿 by 吉田プロ」はこちらから↓

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