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菅楓華は男子並みのハードスペック! 女子ツアー注目選手の最新クラブセッティング<前編>

長いシーズンも残りわずか。年間女王争いにシード争いにと、混沌を極める今年の国内女子ツアー。明暗が分かれる終盤戦に挑む女子プロたちが選んだギアとは?

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa THANKS/ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント

ドライバー
「スリクソンZXi TR」(9.0度)
× 三菱ケミカル「TENSEI PROブルー1K 50S」

男子顔負けのハードスペック!
ドライバーは450㏄と小ぶりで、「スリクソンZXiシリーズ」のなかで最もハードな「TR」を使用。ロフト表示は9.0度だが、調整機能で0.5度立てて使用。「右に行くミスが減ってくれて、つかまりもよくなった」と本人。フェアウェイウッドは5番を入れることもあるが、基本は3番のみで19度、22度、25度のユーティリティ3本態勢。パターは季節によって使い分けているというが、主にブレード型を使用。ミヤギテレビ杯ではブレード型の「オデッセイ トライ・ビーム#1」で優勝。

ドライバー
ピンゴルフ「G430 MAX 10K」(9.0度)
× 日本シャフト「N.S.プロ レジオフォーミュラMB+S55」

アイアンのヘッドは昨年と同じもシャフトを変更
フェアウェイウッドを「G440 MAX」、ユーティリティを「G440ハイブリッド」にスイッチして開幕を迎えると2勝したが、6月の「サントリーレディス」から慣れ親しんだ「G430シリーズ」に戻している。ドライバーのほかに、アイアンも「ブループリントS」を昨年から継続して使っているが、アイアンは9月初旬頃からシャフトを「N.S.プロ 850GH」から「N.S.プロ プロトタイプ」に変更。「しなりが手元寄りのタイプに替えたことで、右へのミスが減った」という。

ドライバー
キャロウェイ「エリート♦♦♦」(9.0度)
× 藤倉コンポジット「スピーダーNX ゴールド 50X」

1Wのシャフト&パターをシーズン中にチェンジ
アース・モンダミンカップからドライバーシャフトを「スピーダーNX」の最新モデル「ゴールド」に変更。適正スピンが入るようになったことで、左へのミスが減り、初速も上がった。アイアンは5番のみ「Xフォージドスター」で6番からPWは「Xフォージド」のコンボ。パターは今季初優勝した「Sky RKBレディス」から投入した「Ai-ONE ジラフ・ビーム ジェイルバードミニ」。「クランクネック以外はデータ的に壊滅的なので、これを待っていました」と即実戦投入したほど。

ドライバー
キャロウェイ「エリート♦♦♦」(9.0度)
× 藤倉コンポジット「スピーダーNX ゴールド 50S」

最新モデルを取り入れつつ旧モデルも大事に使う
ドライバーシャフトは昨年「スピーダーNXグリーン」を愛用していた河本。今季は開幕から「スピーダーNXバイオレット」に変更していたが、最新のセッティングでは「グリーン」の後継モデル「スピーダーNXゴールド」に変更。最新モデルをセッティングに積極的に取り入れるなか、ユーティリティは2016年モデルの「XR OS」を使用。アイアンは5・6番が小ぶりながらやさしさを兼ね備える中空ヘッドの「APEXプロ」、7番からPWはツアーキャビティ「APEX TCB」のコンボ。

ドライバー
本間ゴルフ「ツアーワールドTR20」(9.5度)
× 三菱ケミカル「ディアマナBF 50SR」

日本女子プロを制した安定感のあるセッティング
ドライバーは「NEC軽井沢72」から未発表プロトタイプを投入して2戦連続で優勝争いを演じるなど結果を残したが、日本女子プロ選手権はフェアウェイが狭いこともありメジャーに合わせて使い慣れた「TR20」に戻して念願の初優勝を果たした。ウッド、ユーティリティ、アイアンと契約する本間ゴルフのクラブを使用。ユーティリティは2013年発売の「TW717」を長く愛用するなどあまりクラブを替えないタイプ。ウェッジは48度のみ本間ゴルフ製で、50度と56度はフォーティーンの「RM22」を使用。

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週刊ゴルフダイジェスト2025年10月28日号より